oneichanmemo

住む食う寝るに、見る書くヲタク

港北モール握手

乗り慣れた地下鉄なのに、初めて乗る電車のように感じた。遅い、暑い。気持ちばかりが急いた。そして、ずっと緊張していた。間に合え、そればかり思った。

承認されたいと思ったことが、無いと言ったら嘘になる。だけど、近年承認されたい気持ちはどこかに去っていた。今も同様である。だけど、今日は、行かねばならぬと感じた。自分が伝えたいことがあるのなら、その場に行かなければ、と強く思った。一人いないところでなにも変わりはしないのだけれども、しっかりと伝えたいことがある。

そして会場に到着し、CDを買った。もうトークは終わってしまったので、握手のみですと声をかけられる。大丈夫です、と返して、イベントスペースに入った。握手が始まる直前だったようで、入口付近まで詰まっていた。ありがとうございます、と遠くから聞こえる。

そして彼女の目の前にようやく行くことが出来て、わたしはしっかりと目を合わせて、「デビューおめでとう」と、伝えた。一度しかないデビューを、しっかりとお祝いしてあげることが出来た。たくさん言われたことだとしても、わたしはしっかりと伝えたかった。わたしにとって握手は、感謝と好きとお祝いを言える貴重な場所なんだなあって思った。
わたしがいてもいなくても同じだとしても、ワンオブゼムのヲタクでも、認知なんてされてなくても。
たくさんの人がお祝いしてくれたと思ってくれればいい。めでたいことなんだと、応援してくれる人はいるのだと、わかってもらえたらそれでいい。

たくさんのおめでとうに包まれて、これからも、まっすぐに、のびやかに、楽しく活動してほしい。デビューおめでとう。


モーニング娘。'15『イマココカラ』(Morning Musume。'15[Right Here, Right Now ...

そしてわたしは今、牛丼が食べたい。