oneichanmemo

住む食う寝るに、見る書くヲタク

一般人にはどうでもいい話

朝が目が覚めた。あなたのことをまず考えた。何をしてるの、食事はちゃんと食べるかな。この歌詞の始まりがわたしはすごく好き。素敵な小説の書き出しのような繊細さと爽やかさがある。今日のわたしはまずこの気持ちだった。

さみしくないと言えば嘘になるかもしれないけど、わたしは恐ろしいほど大丈夫だ。グループはまったくもって大丈夫だし、薄情かもしれないけど、好きなアイドルは他にもいる。毎日がふつうにとても楽しい。

だけど、こうなるってことはわたしはとっくにわかっていた。もともと、会いたい、会おう、といって足繁く通っていたわけでもない。それでも、わたしはしっかりとステージに立つ彼女がとても好きだった。そしてそれは過去形になってしまっているけど、今はだってステージに立ってないんだから仕方ないじゃない。

そして、わたしはステージに立っていなくても、ブログをしていなくても、彼女のことをすごく好きであることに変わりない。これは、彼女がアイドルであった時からそうだった。わたしが見ていても、見ていなくても、そういったことではなくて・・もっと大きなこと。世界にとって見たらどうでもないこと。

これもとても薄情なことかもしれないけど、彼女のことを好きだという気持ちを他人と共有しなくても良いと思うようになった。いや、これは前からか。好きだし、彼女のことを好きな人も嫌いではないけど、きっとそういう風に好きではない。

わたしの人生を変えてくれた。そしてそれは今もわたしの心に一本の、しゃんと胸を張って人生を進める気持ちを作っている。もちろん一目見たいとか、ステージに立っている姿をまた見せてほしいとか、そういう気持ちはあるけど、それは、本当に、今すぐそうしてほしいと思っていなくて。この誕生日、今まで過ごせなかったように過ごしてほしいと、本当に心の底から思っている。

もう夏がやってきているけど、わたしの頭の中には、冒頭の一節が浮かぶ。そしてこの気持ちを以てして、わたしは明日も生きていく。全然だいじょうぶ。

一般人にはどうでもいい話。他のドルヲタに取ってみてもどうでもいい話。だけど、わたしはいつも、こうやって眠る。彼女を消費することなど、きっと一生ないのだろう。消費することなく、共有することもなく、わたしはこれからも明日を迎える。

お誕生日おめでとうございます。