oneichanmemo

住む食う寝るに、見る書くヲタク

365

365日前のわたしは、あの夜にあんなに悔しい思いをするなんて考えてもなくて、特にヲタクはなにをするでもないのにものすごく忙しかった。プレゼントやら手紙やらをぎりぎりに用意してたんだと思うんだけど、あの日の記憶ってものすごく断片的で、悔しさや、涙や、何よりもステージから受け取った勇気がずっと心に残ってる。

さゆロスっていう気持ちとは本当にわたしは無縁で、なんでだろうなって思ったら、あの日に限ったことではなくて、さゆちゃんを好きになってから2015年11月26日の今日に至るまで、さゆちゃんのことを失ったと感じたことがないからだと気付いた。それは確かにブログの更新はないし新曲も出ないしテレビの雛壇にもいないし、一番自分が好きだったライブでの彼女を見ることは出来なくなった。でも、それらが残してくれたものがずっとずっと心にある。彼女を好きだという気持ちは、ねっとりとしているわけではなくて、サラッと、カラッと、それでも熱く動いている。遺族なんかにならなかった。彼女の代わりはどこにもないけど、そんなのわかってたことだし、なによりもさゆちゃんがさゆちゃんの人生を生きていることが、とても嬉しい。

そしてさゆちゃんがアイドルを辞めてもわたしは一向にアイドルヲタクを辞める気配もなく、毎日元気にヲタクしてる。さゆちゃんと同じように好きになることはないけれど、どちらが上だとか下だとかそう言ったことではなくて、どちらもどちらでとても大切で、わたしの毎日を励ましてくれる。

受け取ったものを噛み締めながら、毎日を丁寧に生きていくことは、ほんとうに、しあわせで、楽しい。

戻ってきても、今のままでも、わたしに出来ることは応援することだけです。おはようございます道重さん今日も可愛いですね。

……あと、あの日ことでほんっとに忘れられないのが、泣きじゃくるわたしに銀テープを無言で渡してくれた隣の席の見知らぬ譜久村聖さんのヲタクさんです………ヲタクってやっぱり素晴らしいなー!!! あなたと肩組チキブン出来てよかったって今でも思ってます!!!!