oneichanmemo

住む食う寝るに、見る書くヲタク

最後の個別

数日前から口内炎が出来てしまっていた。しかも二つ。唇の裏側に出来ちゃってて、そうなると唇が本当にたらこみたいに膨れ上がっちゃうことがあって、冷やしてもあっためても治らないのが一日続いちゃうんですね。

よりによってこんな時にならなくてもいいのになァって思いながら、めいみちゃんとの最後の握手の日を迎えました。唇は腫れませんでした。


本当に昔から握手が苦手で。だから、もう自分に合わないことは無理にしないで、「よかったです」「また来るね」しか言わないようにしてるんですね。結局はそれに集約されるし、別に覚えてもらいたいとかそういうのもないし。
でも、めいみちゃんにしっかり気持ちを伝えたいな、と思って、ドキドキしながら今回個別を買いました。

なんかもう、めいみちゃんを目の前にしたら、なんて可愛い子なんだろう、まっすぐな子なんだろうって、涙が出てしまいそうになって。泣くもんか、と思ったら声が震えて、泣かないことに必死になって、考えていたことは何も言えなかった。
「新日本のすすめのめいみちゃんが本当に好きで、」まで言ったら、あれ、もうめいみちゃんの新日本のすすめ、武道館でやったとしても三回しか聞けないんだって実感しちゃって、そうしたら、口から出てきたのは、「めいみちゃんがいないことが想像できなくて、信じられないんだ」って言ってしまっていた。
そんなこと、めいみちゃんだって言われて困るだろうに、めいみちゃんは真面目に、うん、うん、と受け止めてくれて、その優しさに触れたとき、もうどうしようもなくなってしまった。剥がしのスタッフさんも優しかった。列に並んでいる最中の他のヲタクの人も優しかった。BGMは新曲がぐるぐる流れていて、好きだ、好きだ、という気持ちで溢れてしまった。あんなに切なくて優しい空間があるのかって思った。ぼろぼろと泣いてしまった。終わった後、誰かに気持ちを話したくて、ヲタもだちに泣きながら電話してしまった。本当に自分は駄目だなって思うけど、慰めてもらいたくなった。

後悔のないように応援してこなかった罰なのだと思った。上手く話すことも出来なくて、そんなに足繁く通えてもいないのに、こうやって最後に泣いているのは、罰なんだって思った。

あと二週間しかない。二週間が過ぎたあとの、めいみちゃんの未来も応援するのに、なんでこんなに悲しくて切ないんだろう。手を握ってくれる強さや、温かいお返事や、真摯な表情を、好きだと思った。大好きだと思った。この二週間も大切にしようと思った。

ひとまず、口内炎治したい。