oneichanmemo

住む食う寝るに、見る書くヲタク

鴨川シーワールドとアプガ(2)赤坂の話

最近鴨川シーワールドに行ってきた。わたしの友だちがずっとシャチを見ることが夢で、でも遠いからなかなか実行出来てなくて、ようやくのシーワールドだった。

入場してからシャチを見て、シャチの水槽を見ながらごはん食べられるレストランでランチして、シャチのショー見て、シャチのグッズ買って、もう一回レストランでシャチを眺めてっていう、ガチでシャチ推しの一日だったんだけど、その友だちずーーーっと子どもみたいにはしゃいで笑ってて。あー、この子がこんなに楽しそうなところが見れてよかったなあ、なんて思ったりした。

グッズを買ってるとき、倹約家の彼女が「こんなにもはしゃいで買っていいんだろうか」と悩んでいたので、「夢が叶った日なんだからたくさん買っていいでしょう」なんてアドバイスした。心ゆくまで買い物をして、その子がふと、「そうか、夢が叶ったのか」とつぶやいた。

帰り道にも、その子が「夢が叶ってしまった。わたしの人生は夢が叶うことばかりで幸せだ」と口にした。「叶ってばかりってどんなこと?」と聞いたら、「ダイビングでイルカと泳げたり、なりたかった職業にも就けているし」と続けた。そのとき、わたしは「ああ、ひとりの人の夢が叶う瞬間に立ち会ったのだ」と感じた。

その子とわたしはとびきり仲が良いのであるけども、とんでもない瞬間に立ち会ってしまったのではないかと思った。そして、「わたしは、こんな風に人に言えるような夢の叶ったことはあるのだろうか」とも考えた。

 

アプガ2に興味が出たきっかけは忘れてしまったけど、初めて行ったリリイベで「握手は苦手だからどうせならチェキを撮ろう」と思いいきなり全員チェキを撮った。初めて来ました〜と伝えると「人生でこんなに歓迎してもらったことはあるか?」というくらいにはしゃいでくれた。なんて良い子なんだ、と思ったし、すごく嬉しかったからそのチェキは今でも宝物である。

そして今日の単独ライブに行った。めちゃくちゃ楽しかった。曲がわかりやすくて楽しくて良いし、メンバーも笑顔できらきらしていたし、お客さんをしっかりと見ていて微笑ましかった。アイドルが笑顔でファンサする姿を見るのが本当に好きだなと思った。おたくもノリが良く楽しかった。

 

かじぃが「私の人生でこんなにも多くの人の前でステージに立つことがあるなんて、本当に考えられなかった。わたしのように冴えない女の子でもみなさんと夢を叶えられた」と涙したのがとても印象的だった。文字にすると自虐的に見えるかもしれないが、感謝や達成感に溢れた涙混じりの笑顔がとても素敵だった。そしてそのときにまた、「わたしは誰かの夢が叶う瞬間に立ち会ってしまった」と感じた。

でも、先に書いたような、孤独感にも似た感情は覚えなかった。よかったねえ、と思ったし、これからもこの子たちを見ていきたいと感じた。

 

わたしは、大それた夢もなく、毎日ただやりたくもない仕事をして、ごはんを食べ、ゲームをしたりアイドルを追いかけたり、本当になにも成し得ていない人生だけど、人を応援することは大好きだなあと思った。平凡な毎日の積み重ねだけれど、夢がないとしても、「ああ、夢を見るって言うのは良いことだなあ」と知ることが出来た。平凡な毎日もそれなりにつらいこともあるし、自分と言えば?なんてことにも今更なにも考えてしまうけれど、それでも、こんな風に気付きがあるのだから、平凡な毎日をこれからも頑張ろうと素直に思えました。本当に行って良かったし、これからもアプガ2を応援するぞ。