oneichanmemo

住む食う寝るに、見る書くヲタク

news=news横浜

わたしが宮本佳林と出会ったのは、9期メンが発表されたハロコンだった。新ミニモニ。とやらに選ばれていた彼女は、リンリンが抜けてしまったけれどもガタメキラをマロテスク、タケちゃんと歌っていた。とんでもねえなと思った。
その後、青春のセレナーデの販促で握手をした。文字通りのこどもだった。あまり覚えていない。

ずーっと気になってはいた。コピンク楽曲がすきというのもあるけれど、いつかこの子はデビューするんだろうと思い続けていた。
ちょいカワ番長に帯同していた。スマに落ちたのにスマのBDなんて…と思ったが、ものすごく元気なパフォーマンスだったしなによりかわいかった。今だから言えるけれど、あの頃の研修生衣装はほんとうにかわいかった……
溌剌としたウザいくらいまでに可愛い彼女に夢中になった。

すこし時間は経って。
juice=juiceに選抜される。やっぱりそれまでやきもきしていたし、来るべきときが来たんだな~と思った。そして選ばれたメンバーのことは嫌いではないんだけれども、やっぱり佳林に思い入れがありすぎて、juiceの佳林と思えなかった。佳林のいるグループの子!という風に思ってしまっていた。

インディーズ時代を経て、可愛いという方向性よりもかっこよいグループになろうとしていると気付く。ちょいカワの頃のようなただひたすらにがむしゃらにウザいくらいのダンスとか、破顔というような姿はもう見れないんだなと思っていた。
蛇足だけど、今思えばがんばりん封印は正解だったと思う。でも、そのときは疑問だった。

ファンクラブイベントに参加した。彼女は怪我をしていて、椅子に座っていた。自枠最前がそんな日に来てしまった。彼女を見ていると、悔しいよね、そうだよね、と思った。

初めてのツアーに参加して、そういったもやもやが少しなくなったように思う。あんなにがむしゃらに汗かいてやり切る姿とか見てしまうと、今までそう思っていた自分を恥じた。

そしてなにより、このメンバーの中で良かったなと思った。特に高木紗友希さんがいて本当によかった……彼女たちのラストキッスが、エッグでの希望とか不安とかそういうのを共有してきた二人でしか出来ない空気だった。インスピレーションの最後のフェイクを彼女たちが歌うのもすごく印象的だった。

植村さん、金澤さん、宮崎さんはとても良い意味で愛されてることや可愛いと言われることを嫌みなく受け入れることができる人で、ステージでほんとうにきらきらしてた。みんなありがとうって全身で言ってるみたいだった。もちろん彼女たちだって謙遜というか、そんなことないですよって気持ちを持っているんだけど、それが全然ナチュラルというかなんというか…ここだけは語彙がない自分を恨んでしまうけど、今までハローで見てきたアイドルの中では陽だなと感じる。なんだろう、自分がきゃーきゃー言われる立場なんて到底思えないからこそのスタンスなのかな?等身大というやつ?よくわからない。宿題。

そんな五人でのMagic of Loveはほんとうによかった…もちろんすべてを自分たちの曲でやりたい!って気持ちは持っているだろうけど、あの曲の多幸を初ツアーであんなにも表現できてしまうのは、もう彼女たちの人柄以外になにもないなと感じる。

彼女たちの良いところは、洗練されたというか、そのスピード感にまったく悲壮感がないことだなと思う。というか、個人的には佳林のウェット感を他の四人がカバーしてくれている感じ。
ほんとうに、このグループが佳林のいるグループなんだと思った。

そもそもアイドルの初ツアーに参加することがわたしにとっても初めてだったんだけれども、こんなにも希望に満ち溢れててきらきらしてるなんて、知らなかった! こんなに楽しいなんてことも知らなかった!
入れた自分は本当にラッキーなんだけど、もったいないと思う。最後にホールで千秋楽とかでもいいと思う。武道館のまえにひとまずホールで。最近の風潮だと先に武道館でやってしまいそうで怖い。
ひとつひとつの階段を、驚くスピードで駆け抜けていくのはいいけど、階段を飛ばしていってほしくはない。

今後どういうライブをしていくのかは分からないけれど、きらきらした世界を期待してしまうなと思ったライブでした。