oneichanmemo

住む食う寝るに、見る書くヲタク

一岡伶奈さん、今までありがとう

その報を知った時、わたしは既にそれなりの覚悟をしていたし、その他のあらゆる情報の更新タイミングから見て、今日のこの時間なら卒業発表だろうなと思っていたので、実のところそこまでショックは受けていなかった。

でも、これは「ここまでわかってたんだから卒業でしょ?なんでみんなそんなショックなの?」みたいな煽りではなくて、いっちゃんがお休みしていた3ヶ月あまりに、いろんなことへ思索をめぐらせていたからであり、要するに気持ちに整理をつける作業に時間をかけていたからだ。

その上で、わたしは、いっちゃんに感謝しかないのだ。

 

 

こんなに好きになったアイドル、すべての現場が楽しかったアイドルは他にいなくて、何より、わたしは「いっちゃんを好きなわたし」のことがかなり好きだったのだ。自分を好きになれる瞬間だった。そんな風に思わせてくれるくらい、魅力に溢れた人だった。

 


いっちゃんはハロプロ研修生の中で、歌やダンスの技巧面が突出していたわけではなかった。やっぱりハロプロ、特にファンの目線はパフォーマンスが重視されるので、そういう子がデビューに至るまでは、厳しい目線で見られることもあった。「温情デビュー」と揶揄されたことはまじで一生忘れないと思う。2017年の研修生実力診断テストは、それまでのいっちゃんのパフォーマンスの中で1番良かったって言い切れるくらい成長していたし、集団の中でのスキルの順位ではなく、過去の自分からのスキルアップを見守る場所というコンセプトでは、ちゃんとした結果を出していたからだ。正直選ばれるならあの年だったと思うし、その結果は温情ではないと思う。

でも、研修生がたくさんいた時代だし、突出した何かがない子への注目はなかなか難しい。何より、全員がんばっていて魅力的な子ばかりなんだから、その子の魅力が伝わるのって、本当に大変なことだ。しかも、リーダーになってしまった。リーダーのおたくって、そのグループの評価が推しメンに降り掛かるような気がしてしまって、しんどいことになるかもしれないな、と勝手に心配になっていた。


天然な発言や鉄ヲタの側面が切り取られがちではあるし、もちろんそれも彼女の魅力だけど、いっちゃんは他の人への気遣いがきちんと出来る人で、分け隔てなく一歩目が踏め出せる人だ。これも研修生として立場が上になったからだったり、リーダーに就任したことの、立場が人を作ったところもあると思うけど、やっぱり誰にでも出来ることじゃない。優しさや、時に見せる冷静さがあってこそだと思う。わたしはそういういっちゃんが、本当に好きだった。


いわゆる一岡推しではないみんなが「いっちゃんが卒業して悲しい」というのは、その根本に、みんなそれぞれ「いっちゃんと推しメンの接点」があるからだと思う。思い出が強固になるほどの、優しさと魅力に溢れていた。わたしは、その魅力が、みんなに伝わっていることで、もうすでに大満足している。


そしてもちろん、パフォーマンスもすごく良くなった。かつては自分の声にコンプレックスがあると言っていたけれど、デビューを経て歌声を褒められることが増えて、自分の声が好きになった、と言っていたのを聞いて、とんでもなく嬉しかった。わたしはいっちゃんの歌が本当に好きだ。そして、そこには本人の努力があることを知っている。

 


おたくにはそれぞれの理想のアイドルの店仕舞いをしてほしいって気持ちがある。だけど、誰しもが大箱卒コンがあってドレスを着て、いわゆる円満な卒業セレモニーが出来るわけじゃない。

でも、わたしは「みんなに推しメンの魅力が最大限伝わっていて、惜しまれて卒業する」というところが出来た時点で、もうそれでいいな、応援してきて、いっちゃんがアイドルをまっとうし続けたんだなって思えている。


そして何より、ビヨーンズという、とんでもなく素晴らしい組織のリーダーでいたこと。これがわたしの勝手な心配を押しのけて、とんでもない幸せを運んできてくれた。

ビヨーンズと一緒だったから、どんな現場も楽しかった。メンバー全員大好きで、曲も好きで、ライブも楽しくて、舞台は受け取るものが多くて、こんなに幸せなオタク人生があったんだ、と、どの現場も最高に楽しかった。武道館だってなんだって、どこへでも行けるって、本当にそう思えた。


本人の体調が心配なのは、それはもう本当にしんどいのだけど、今回のコメントで少しは元気な日があることを知れてよかった。終わりよければすべてよし、の逆ではないけれど、いっちゃんを応援していた日々のすべてが、本当にずっと楽しかった。


ビヨーンズともう同じ道を歩けないこと。それがさみしくはあるけれど、いっちゃんの歩んできた道に感謝しているし、これからの道もずっと応援する。それが、芸能じゃなくても、いっちゃんが健やかに楽しく過ごせたらそれが1番いい。心底そう思う。そう思わせてくれる子に出会えて、わたしは本当に嬉しい。

 


この子めっちゃかわいいじゃん!という気持ちから始まって、本当にあらゆることがあった。ハロコン初日にいっちゃんがいて安心したこと。DMMシアターで初めて会話したこと。米を買ったこと。研修生発表会のソロパート、ネガポジポジ、実力診断。いちたかきよ時代、新ユニ結成期、デビュー期のリリイベ期間は本当に楽しかった。チッタのリリイベは幸せすぎて大号泣した。初単独のワクワク感は忘れられない。コロナ禍もいろんな創意工夫で楽しませようとしてくれた。balladは本人の苦労もあったろうけど、頼もしくなった姿を見て感動した。グループで活動したいと話していたこと。毎年のバーイベは、始まったら終わってしまうのが悲しくて、なぜかいつも気持ちが沈んでいた。ラジオもいろんな番組に出たよね。鉄道仕事が増えていくのが本当に嬉しかった。ブログでささいなことを教えてくれるのも日々の癒しになっていた。装苑の衣装、すごく素敵だったな。ドクターイエローを見つけた時の動画、本当に可愛かった。雑誌のチェキ当選したのはいっちゃんが初めてだった。バーイベポラが届いた時は震えた。チェキも個別握手も本当に楽しくて、なんでもない会話が嬉しかった。写真集はとんでもないご褒美のように思えて、どのページも可愛くてお気に入りだったな。

どんな時もチャーミングで、魅力的で、元気をもらえたな。応援していて、周りの環境に歯痒い思いをすることもあったけど、本当にいついつも楽しかったな。書ききれないほどの思い出が、わたしを支えてくれているな。


そして、こうやっていっちゃんを応援する日々が楽しかったのは、周りのオタク友だちに恵まれたからだと思う。本当に幸せなことだった。飲み会も楽しかったし、それぞれがそれぞれの推しを語るのが好きだったし、それぞれの目線を通したいっちゃんの話を聞けることが楽しかった。気の良い人たちと一緒にいれて、本当に良かった。


昨日、研修生発表会でビヨーンズのパフォーマンスを見て、こんなにも懸命に踊って歌って、何よりも目の前の人を楽しませようとする姿勢に、わたしはすごいグループを応援していたんだな、と実感した。今までのように応援することは難しいかもしれないけど、でもいつだって過去を飛び越え最高を更新し続けてほしいです。オタクもみんないい人ばかりだし、「一岡さんがいないグループ」ではなくて、「かつて一岡さんがいたグループ」としていろんなステージを見せてくれたらいいな。

 


長々と書いてしまった。そして、明日には自分もメソメソとしているかもしれない。でも、「卒業しないでほしかった」と思うことはないと思う。受け取ったものに感謝しかないので、わたしはこれからもいっちゃんの人生を応援します。

 


いっちゃんを好きになれてよかった!!!

推しメンが卒業した後もそのグループを愛せるのか?

2023年の春に、大好きだった推しが所属のアイドルグループを卒業した。アイドルのオタクを10年以上続けているので、いわゆる「推しメンの卒業」は体験したことがあったけど、こんなにも毎日その子のことを考えて、配信を見て、SNSをチェックして、いわゆる認知がある状況のアイドルが卒業するのは初めてだった。(アイドルに認知を求めるの?とか、そういう話は割愛する。応援を続けるうちに結果として認知があるという話なので、、)

「未来に卒業した後、芸能はやらないかもなー」とは、発表云々の前から考えていたので、引退したことについて今更どうと考えることもなく、互いに元気ならそれでええわな、と思っていた。細かい感情の話をすると「なんでここにいないのかな」とは思わないけど「やっぱあの頃めちゃくちゃ楽しかったな」と思い返すことはある、という感じ。結局、引退して会えなくなったところとて、楽しすぎた日々の思い出は心に残るのだ。

そして、楽しすぎたこの思い出を抱えたまま、推しメンが卒業したこのグループを、わたしはまた愛せるのかな、と思った。

 


推しが卒業した後、「そのアイドルグループのオタク自体をやめる」「新しい推しを見つけてオタクを続ける」の二択と考えていた。わたしは推しという定点がないとライブが見れないタイプだった。どこを見ていいか分からず、気付いたら流れるようにライブが終わってしまう。わたしは女の子が全力で歌って踊るライブを全力で応援することが好きなので、所属メンバーの全てを同様に応援するのは物理的にも心理的にも難しいと考えてしまうタイプだった。

わたしが応援しているグループはアップアップガールズ(2)というグループなのだけど(以下にきちゃんという呼称になります)、当初、推しメンが卒業した後は新メンバーを入れます、とオーディションを行っていた。だからマア、新メンバーが入ってから考えればいいか、と思っていた。ここで、すぐに「そのアイドルグループのオタクを辞める」とは思えなかった。すっぱりオタクを辞められたらよかったのかもしれないのだけど、このグループを好きになりすぎていたのでできなかった。もちろん「推し」という定点はあったけど、グループもライブも大好きだったから熱量を保ってオタクを続けられていたわけで、、

しかしながら、そのオーディションの進捗が全く見えないまま、季節は夏を過ぎていった。これにとても困っていた。定点がないままに季節が巡っていた。そして、「該当者なし、今のメンバーで活動を続けます」と発表があった。

 


推しに関する考え方は色々あると思うんだけど、選ぶもんじゃないよな、という思考が私は強い。気付いたら推しになっていた、選択肢があるわけじゃないよな、みたいな。そんなもんだから、推しが卒業した後に「誰を定点に据えるか?」みたいなのは、無粋すぎるだろと思った。なので、とてもぼんやりとグループを応援していた。ひどい言い方だけど、その言葉がしっくり来る。

そうなって来ると、箱推しという、グループとして愛するという選択肢を考えるようになる。でも、箱推しって、自分は未達の概念だったので、なんというか、少し抵抗があった。今まで、その応援の仕方をしたことがないな、っていう、、

 


そうした、ぼんやりとしたままに何度か現場に足を運んだ。もちろん好きな子たちの楽しいライブなので、楽しかった。でも、推しメンがいた頃の、圧倒的劇薬的な、「こんなに楽しいことがこの世にあっていいのかよ」という、ある種依存性のあるような楽しさはなかった。「よかったね」「楽しかったね」という、それに嘘はないのだけど、あの頃の劇薬を求めてしまう気持ちはあった。

 


つい先日、Zepp公演という彼女たちにとって挑戦の公演があった。参加しないという選択肢はなく、応援したいな、楽しみたいな、という気持ちで臨んだ。

そして、公演の途中で「あ、わたしって、もうにきちゃんでは劇薬的楽しさは味わえないんだな」とわかった。誰が悪いとかではなく、悟った瞬間があった。そして同時に「でも、それでいいじゃないか」と思えた。劇薬的に楽しくなくても、わたしはこのグループを愛しているし、ライブは楽しくて、メンバー全員が好きだし、それでいいじゃないか。そこにさみしさは覚えるけれど、こうやってライブに参加したって、何も後ろめたくないじゃん。

アイドルのオタクは、とんでもなく心を揺さぶられる。推しメンのソロが増えたらとんでもなく嬉しいし、努力が認められていないように思えるととんでもなく悔しかった。レスが来たら心臓が飛び跳ねるんじゃないかと思うし、チェキ撮影中の何気ない会話もわたしにとっては特別だった。それほどまでに好きな子が、全力でステージでパフォーマンスしていることが、何よりも嬉しくて楽しかった。

わたしは多分、その気持ちはもう味わえないのかもしれないけれど、それでも、やっぱり、にきちゃんが大好きすぎるな。この子たちはもっともっと輝けるし、大きなステージが似合うし、何より元気がもらえて力強く応援したくなる子たちだな。とても素直にそう思えたのだ。

 


推しメンが卒業した後もにきちゃんを愛せるのか不安だったけど、気持ちは変わっていくし、大切だった思い出は消えないので、これからもこの子たちを応援していきたいと思えた。この気持ち自体が財産だな。そうやって、思ってもみなかった応援の仕方をさせてくれる特別な女の子たちです。やっぱりわたしはアップアップガールズ(2)が大好きです。これからもずっと応援させてください。

20230815リリカルスクール ONE SIDE GAME行ってきたよ

自分のブログなので存分に自分語りをします。


去年の明けくらいから夏の手前くらいまで、仕事がとても大変になり、心がいつもザワザワしていた。業務量とか環境とか、他責にすることは出来たかもしれないけど、わたしはいつも「なんでわたしは要領が良くないんだろう」と自分の問題ばかりをずっと考えていた。もっと上手く出来れば、とずっと考えていた。

よくよく思えば、仕事に限らず、ずっと「なんでわたしは上手く出来ないんだろう」と思うことばかりだった。人間関係の機微や、運動、いちばん大きな問題は容姿だった。物事を上手くやれない、可愛くない自分が嫌いだった。頭でっかちに物事を考えていて、行動しない自分も嫌だったし、心はしんどいことが多かった。

好きな人や友だちや家族、大切な人がいるのに、どこかで孤独感が拭えなかった。そういったものは、大なり小なりどんな人にもあるだろうし、考えすぎるくせがあるなら改善しろよ、自分だけだと思うなよ、と、自分で自分を戒めていた。そういう人生を今もなお、歩んでいる。


仕事がしんどくて、上司に相談しても解決しない、物事が積み上がっていって、なんとかバランスを保っているけど、いつか崩れてしまう不安。だけど、わたしが「上手くやれれば」、それは崩れないだろう。そういう気持ちを抱えて通勤しているとき、わたしはずっとリリカルスクールの「L.S」を聴いていた。それはどこかで自衛に近い気持ちだった。

 


その時とは、わたしもリリカルスクールも状況が大きく様変わりした。わたしは張り詰めていた業務内容から離れることになったし(あと、濃厚な時間を過ごした推しのアイドルが芸能界を引退した)、リリスクは5人から8人になった。リリスクはほとんど在宅で楽しんでいるわたしだけど、去年の野音がとても楽しかったから「8人のリリスクも見たいなァ。特に新体制の新曲「NEW WORLD」がすごく良い曲で、これは現場で聞きたいぞ」と思っていた。


そうしてやってきた上野公園での野外単独だけど、結論から言うとほんっとーーーに楽しかった。まず本当に曲がいい。良いライブはセトリがいいものだけど、そもそもリリスクは前提としてサウンドが気持ち良いのでどの曲が来ても楽しい。客席側の個々へのライブスタンスの強要もないので、どんなスタイルでも楽しいことしていれば良いのもいい。LS8のライブの時のビジュアルは、揃っていないけど揃っているような感覚がある。オタクなのでキモい表現しますが、8人が揃うと作画が同じになるって感じです。1人ひとりのお顔の造形が似ているとかそういうことではないんだけど、強いて言うならみんな可愛いところが似ているのかもしれない。男女混合になるとどうなるんだろう?と思ったけど、可愛さやかっこよさを前にして性別っていうのはあまり関係のないことだなと思いました。tmrwはホットなかっこよさがあって、前に跳びだしてくるとこっちまで気持ちが高揚したし、hanaはクールなかっこよさで見ていてゾクゾクしました。

1人ひとりのパフォーマンスについて、音楽やヒップホップにそこまで明るくないわたしが言えることはあまりないのだけど、みんな良い音楽を楽しんでいるなーって思った。

 


リリスクの描く表現、特に歌詞の世界はわたしよりも若い年代をピックアップしていて、眩しくなるような歌詞がほとんどなのだけど、なんだかとても元気をもらってしまった。先に書いた、ずっと心にある孤独感のようなものを、解決してくれるわけじゃないけど、そのままでいいし、自分が楽しい方でいいって、勇気づけられるような感覚。

ライブを見て元気をもらいました!は他のライブでもそうなんだけど、リリスクの今日のライブは、ありのままの自分を勇気づけられたような気持ちになった。少し細かい話になるのだけど、他のアイドルのライブを見ているときの自我は「オタク」として実年齢から少し年齢層の下がったところにあって、人間の道徳として当たり前のことの元気をもらえる感覚に近い。リリスクはそれよりも、もう少し自分に近い場所にあって、どうだっていいじゃん、自分は自分じゃん、楽しいことを向いていたいじゃん、というセルフリスペクトの感覚が生まれるタイプの元気をもらえる。


このことをライブ終わりの飲み会で話していたらヘッズの友人に「リリカルスクールって嗜みだから」って言われて、とても腑に落ちた。

描いている世界は若者の青春の揺らぎのような、自分にはもう縁遠い世界のものだけど、そこに表現されてる強さや健気な優しさ、まどろみのような時間は、今も自分の心に置いておくべきものだな。こんなワシがリリスクさんのキラキラした言葉に勇気づけられるなんて、自分の年齢を理解してないイタイやつなのかも、、と思ったけど、嗜みなら、それは年齢や性別は関係ないな。


そう思えたのは、ライブがすごくよかったのと、ヘッズのみなさんの楽しみ方がすごく良かったからです。あの空間が本当に最高だったな。またリリスクのライブに行くし、嗜みとして音楽聞きます。CDも可愛いグッズもうれしい。すごく楽しかったです。

Day 29 「自分にとって推しとは?」#30日推しチャレンジ

メディアに上がるような「推し活」ってのは、なんかキラキラしてて、華やかで、まるでオタクが肯定されてるような感じがして、従来から「オタク」「推し」と関係のある人たちからすると「そういうんじゃないんだよなア」と首を傾げたくなる気持ちも、マアわかる。

 


うちらの知ってる推しってのは、もう、金銭、精神面ともに生命を削っているような感覚で、推しにするとかしないとか、そもそも選べるようなものじゃなくて、華やかではなくどちらかといえば煮詰まってドロドロしているようなオタクが抱く感情。

なんだけど、もう、いいんじゃないですかね。カジュアルな人たちの気持ちから、煮詰まったオタクまで、全員推し活ってことで。

 


そう思えるようになったのは、新菜ちゃんを応援してたからかも!と思う。新菜ちゃんはどんなオタクもどんな気持ちも「そうだよね!」って受け止めてくれて、受け入れてくれた。わたしは新菜ちゃんを応援しているとき、そりゃあドロドロの気持ちになったこともあったけど、8割方は健やかで、楽しくて、きらきらしてた。

 


推しから元気をもらえる!みたいな感覚も正直わからなかった。元気っていうより、生命の躍動を感じてたから。わたしは自分のオタク活動を振り返る時、よくこの「生命の躍動」というワードを使ってたんだけど、それは良くも悪くも劇薬だった。心底辛いと思ったこともあったし、周りのオタクと自分を比べてたし、お金がないとつらかったし、だけどライブで一目姿を見たら救われてた。オタクをやってて出会うアイドルはみんな魅力的で、とても人間的で、ずっと見ていて楽しかったし、それに伴って出会ったオタクたちは本当に面白い人ばかりだった。会社に行って、学生時代の友だちと遊んで、という生活だけでは、とても出会えない人たちだったし、出会えない感情を味わった。本当に躍動という言葉がお似合いの生活で、こんなに刺激的なことはないと今でも思う。

 


オタクになって結構初期の時は、まだハロプロ現場には若い女の子は全然いなくて、みんな最寄り駅から無言で会場へと歩いていた。その道すがら、わたしは、おじさんのチェックシャツの襟元から、ピンクのTシャツが見えるのが、なんとなく「いいな」と思っていた。

日常では色んなことがある人たちが、この土日だけは、推しメンの色のバカみたいなデザインのTシャツを着て、好き勝手にはしゃいでる。ジャンプしてる人もいれば、アンダーアーマー装備してフリコピしてる人もいて、密やかに何もせずにステージを見てるだけの人もいる。全員、ハロプロを好きで、日常にふと帰れば、その姿をチェックのネルシャツで隠してる。そのオタク姿の慎ましさが、わたしはなんか「いいな」と思っていた。

 


推しって何かって言えば、生活のあらゆる行動に意味ができることだと思う。好きな推しメンの色のものを買ってしまったり、食べていたご飯を真似してみたり。わたしは自分には鮮やかな色なんて似合わないと10代の頃はずっと思っていて、どどめ色ばかりを着ていた。でも、推しメンが出来た時、わたしでもピンクを持っていいんだあ、と思ったりした。

 


そこから色んなことがあって、前述したドロドロした気持ちを抱えて戸惑ったこともあったけど、新菜ちゃんの真っ直ぐさや、それに伴う自分の感情を見つめ直して、「推しっていいな」と考えたわけです。チェックシャツから覗く慎ましさと、日常に色を与えてくれて、自分の人生がひとつ面白くなる。それがわたしにとっての推し。捻くれてしゃかまだったわたしがこうなれたのも、すべて新菜ちゃんのおかげ。本当にありがとう。

5月になったら

コロナと言う言葉が広がりつつあり、でもなんだかよくわからないねって言う雰囲気の時に、一番最初に「体調気を付けてね、R1がぶ飲みしよ」って声かけてくれたのが新菜ちゃんだったな。結構鮮明に覚えていて、ハロショでにきちゃんが定期イベントやったときだと思う。その頃わたしはだいぶコロナをなめていて、「新菜ちゃんは優しいなあ」なんてことを、撮りたてのチェキを眺めながら思ったんだった。

あまりにも日常に新菜ちゃんの存在が溶け込みすぎていて、そんなふとしたことがたくさん思い浮かんでは、新菜ちゃんは本当にしっかりした人間だなと思ったりする。そして、わたしの目の前でしっかりアイドルでいてくれた。


人間からの感情の矢印が向けられるすぎるのって、どんな気持ちなんだろう? わたしは、少し怖いかもしれないと思う。よく、大道芸や路上ライブを、何の躊躇いもなくスマートフォンで撮影する人たちがいるけど、人間にカメラを向けるって、結構暴力的だなと感じる。おたくはそれよりもマシかどうかなんて、比べることでもないが、撮影したことで満足して、その場で消費してしまうような関係には、到底思えなかった。

お金を払ったら応援させてくれる。時々、気持ちが悪くて歪なことだなと思う。堂々と人に言える趣味ではないと思う。お金を払う、応援する、ファンになる。どうやったって、感情の矢印は、強くて、鋭くて、だけど時にすぐにどこかに行ってしまって、そんなものをずっと向け続けられるって、どんな気持ちなんだろうか?


新菜ちゃんに歌割があったらとんでもなく嬉しくて、言動からその優しすぎる人柄に触れると、こんなに良い子がいるんだろうかって驚いた。サービス精神が旺盛で、だけど自分を強く持っていて、いつだってすごくかっこよくて可愛かった。「自慢の推しメン」ってみんな心底思ってるんだろうけど、わたしも同じ通りに心底思っていた。

だけど、だからこそ、こんなに良い人間なんだから、アイドルじゃなくたって、どこにいったって、なんだって出来る子だよなとも思い続けていた。アイドルを辞めてほしいなんて思ったことはない。だけど、いつか別の道に行くとして、それはどう考えたって輝かしいなと思っていた。


だから、さみしいのは、おたくの心だけの問題なんだよな。それを、発表されてからずっと考えてる。


時に強すぎる矢印を、わたしはきっと隠せていなかったし、「頑張れって言葉は、『頑張り続けなければ』という無理強いにならないだろうか?」と悩んだりもした。あまりにも優しい子なので。だけど、新菜ちゃんは、「ウチらWinWinの関係ってことじゃん!」なんて笑ってくれたりした。そんな言葉に、救われたり、甘えたりした。新菜ちゃんがアイドルでいてくれるから、わたしはいつだってオタクでいられた。

 

あまりにも好きになりすぎてしまったのと、こんなにも好きになっていたんだと自分で驚いている。胃がぐるぐると痛むような、重いような、そんな気持ちをずっと抱えてる。悲しいんじゃなくて、つらいんじゃなくて、さみしいんだな。恋愛じゃなくて、友情じゃなくて、こんな風になるんだな。新しい感情に出会って、ずっとずっと戸惑っている。


どこにいったって、何をやったって、新菜ちゃんなら大丈夫だから、アイドルでいてくれる間に、たくさん感謝を伝えて、強く背中を教え上げられるような応援をしたいなと思っている。気持ち悪くても、歪でも、そうなんだから仕方ないよな。


5月になったら、美味いビールを飲んで、美味い寿司を食べるぞ。

 

【アプガ2】やっぱ最新のカスタムにきちゃんが1番ええな

現場全通してないくせに毎日アプガ2のこと考えてるんですけど、やっぱ最新のカスタムにきちゃんが1番ええなという気持ちになってる。

 

カスタムにきちゃんという楽曲、1番最初の披露は新菜ちゃんのソロ歌唱(さんきちゃん公演)だったんだけど、本当に最新の新菜ちゃんが1番すごい。初披露の時から創意工夫を感じてたけど、どんどんブラッシュアップされている。推しメンだからそりゃ当たり前に贔屓して見てるけど、この曲を大事に育てようとしてくれてる姿勢に、「新菜ちゃん好き♡」ポイントが貯まっていく。毎回毎日ポイントは貯まってるんだけど、カスタムにきちゃんを披露するときは217倍ポイントデーって感じ。

 

今までのにきちゃんにはないテイストの曲だから、他のメンバーも盛り上げ方を試行錯誤してた印象が強かった。楽曲って最初からブチアゲアッパースタイルと、ダウナーだけど終盤には気持ち良くなってる曲があると思うんだが、これは後者。アイドルの曲が全部cha cha singである必要がないというだけ。だからこそcha cha singでバカになれるじゃないですか。

あと、最後が1番盛り上がってるのって、ひとえにメンバーが楽しそうだからなんだと思うのよね。もちろんメインこそ新菜ちゃんですが、どの子も初披露時より今の方が楽しそうで、自由で、音楽を楽しんでるなーって思う。

 

あと、久々にカスタムにきちゃんのMV見たら、やっぱ1番可愛い!!ってなる。つばきファクトリーの笑ってに似てる。ずっとみんな可愛い。

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ここの歌詞が「あの子のテクを参考に」なんだけど、この手前でそれぞれのソロショットがあって、ここにつながるのかめっちゃ可愛くない?

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はいかわいい。

 

昔ならラッタンプイコだった枠がカスタムにきちゃんになってるのかな。プイコも好きだったけどね。色んな楽曲があって、それぞれでメンバーが歌やダンスや表情で音楽を楽しんでる、そしてオタクも一緒に楽しんでるにきちゃんのライブが1番大好き。おれは一生好きなので、一生カスタムにきちゃんやってください。

 

【アプガ2】夏フェス定番曲です。対戦よろしくお願いします。

夏といえばアイドルフェス!!なのでニキちゃんたちの恐らく対バンフェスで披露するであろう曲たちをまとめました。比較的披露回数が多めの曲たちです。アイドルのオタクならみんな好きな曲たちばかりなのでぜひ予習復習にご活用ください。

※動画はダンスがわかりやすいかなというものを選んでいます。

 

・SUN !×3


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イントロでほーちゃんが煽ってきて、ニキオタたちが縦揺れし始めたら多分SUN!×3です。タイトルの通り、夏の野外にとても似合う爽やかアイドルソング。キラキラしたメロディと歌詞にぴったりのメンバーの笑顔。クラップやジャンプやフリコピ、全部盛り込まれてるので、近くのオタクたちと楽しんでみてください。

 

・二の足 Dancing


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かつては大サビマサイ曲として名を馳せていましたが、ジャン禁現場が増えてしまった今はフリコピ楽曲となった感がある。しかしながら、ジャンプ可ですとコールされるとオタクが屈伸を始めることで有名。膝が大事だってみんなわかってる。

あと、なぎスケ(ぷっすまの後続番組、アマプラで見れます)のアイドルダンス部で取り上げられたので、ダンスを習得するとあの草なぎくんとの共通点ができます。アイドルダンス部以降、現場のオタクたちのフリコピ習得度が上がったのウケる。

 

・ワッチャウッ‼︎


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「なんか知らんけどサビでめっちゃヘドバンさせられた曲あったんだけど・・」となったら多分これ。アプガは仮ニキともにライブアイドルを名乗っているので、ぶち上げ系対バンでこれをブチかましている印象が強い。天に拳を突き上げ、ステージのメンバーに負けないくらいに首をガンガン振ってノっていただけたらと存じます。これやられると大体次の日首が痛い。

 

・Be lonely together


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「すげーつんくの曲あったわ」ってなったら多分BLTです。そしてつんく♂/ヒラショーです。ニキちゃんは今年の5月にセンター・歌唱エースの吉川まーちゃんが卒業したんですが、そのパートを最年少の佐々木ほーちゃんが継承しています。そういう意味でもこの夏にまた成長する大注目曲でもある。ニキちゃんは可愛い曲が多めだったんですが、この辺りから多彩な楽曲をパフォーマンスするようになりました。その中でもBLTは勝負曲なので、ここぞのフェスでは欠かせない、名刺のような曲です。

 

ナツメグ


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まじでめちゃくちゃ良い曲で、音源よりもライブの方が断然良いってはっきり言い切れる夏曲。(と言いつつ夏は何度でも巡るといって冬もやり続けてた)

この曲が初披露されたのが何故か去年夏終盤だったので去年の夏フェスには持っていけなかったのですが、これは今年の夏フェスでガンガンやって盛り上げてくれるはず!

みんなで手をぶん回してクラップしてケチャして、盛り上がりたい!!早くアプガ2で日比谷公演やってくれや〜!!

 

・U(2) Zone LINE


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先ほども記述した通り、メンバー卒業があったため、この夏から新たに7人体制になりました。その一発目の新曲がこちら。(ユニゾンラインと読みます)

系統はBLT寄りのゴリゴリ寄りですが、メンバーがみんな「新体制やってやるぞ!」という気合いに満ち満ち溢れているので、ぜひ見ていってほしいです。

BLTと違うのは、メンバー全員に見せ場があるところ。BLTはダブルセンター曲で、それはそれでめちゃくちゃかっこいいんですが、まだ新メンバーは加入直後だったりして、どうしてもスキル差があったのは否めないんですね、だからこその曲構成にもなっていたけど、このユニゾンラインは8人体制をやり切った7人の個性が爆発しているので、見応え抜群。この曲を提げて、2022年はアプガ2の年にします。

 

 

※※※

他にもニキちゃんには素晴らしい曲がたくさんありますが、この辺で・・。対バンで被った時にはぜひ見ていってください。特典会もたまに1000円で2ショットチェキが撮れたりしますので・・