oneichanmemo

住む食う寝るに、見る書くヲタク

だからわたしはBEYOOOOONDSが大好きです

武道館公演やります、と発表された日に、自分は「とうとう来たか」と思った。それは決して予定調和の武道館という意味ではなくて、そりゃビヨーンズならやるよね、という確信があったから。

だけど、「そりゃやるよね」という気持ちとは裏腹に実感は全くなかった。気が付いたら当日で、一緒にリリイベに通ったオタクたちの顔を見て「やばいね?!」と言い合ってようやく実感を得た。

 


公演中は、なんだかメンバーもフワフワしているように見えて、なんだけど夢羽がビシッとパートを決めてくれてハッとした。ユニットメドレーは流石にリリイベの頃を思い出してみんなの成長に感動した。人生で何回見たか覚えてないくらいなのに、何回見ても楽しい眼鏡の男の子。フレフレでみんなが幸せそうに笑っていて、涙が溢れた。

 

 

 

かつて百田夏菜子が示した「みんなを笑顔にする分野で天下を取りたい」という答えに匹敵するほどのアイドルとしてのそれを出してくれたのが、昨日の西田の「いつだって応援するアイドルでいたい」という言葉だったなーと思った。

 


アイドルとオタクはいつだって御恩と奉公、オタクがアイドルを応援させてもらってる、だと思っていたけど、ビヨーンズっていつでもまっすぐオタクを応援してくれるんだよな。イロモノ要素が強いとしてもそのコンセプトがズレることって最初からなかったと思う。だいたい眼鏡の男の子だって、夢羽を応援するいっちゃん、西田がいる。誰のことも置き去りにしない世界が最初からあったのよね。それを配役と呼ぶのかもしれないけど、それこそいつだって誰もが主役で誰もが助っ人だ。

 


ビヨーンズが示す、応援することの本質は「肯定」にあると思う。

 


人間は誰だって独りで、隣人のすべてを理解することはできない。だけど、人間が誰だって「ひとり」という特別な存在。それを忘れてしまうくらいに悲しいことやつらいことがあるなら、その気持ちに寄り添ってくれる。そして、「ひとり」であるわたしを肯定してくれる。だから、幸せで、こんなに身に余るような温かさがあるのかよって、泣いちゃうんだよね。

 


ほのぴが言った「やさしい世界」はそういうことで、もし隣人と分かり合えなくたって、その人もたったひとりであることをずっと言葉にしてくれる。楽曲やパフォーマンスだけじゃなくて、それは普段の彼女たちの言動がそう。お互いを「かわいい!」「かっこいい!」と肯定し合って、常にリスペクトしてる。かと言って仲良しごっこじゃなくてきちんと認めているからこそのアツいライバル関係がある。

 


ずっとずっと応援してた人が、今もアイドルを選んでくれてること。弛まぬ努力を続けてくれること。そして、なによりも応援し始めた頃からずっと変わらず素敵な女の子でいてくれること。

 


芦田愛菜さんが言っていた「信じること」の話があるけれど。

結局は、隣人だってアイドルだって、他者なんだから、自分の想像通りなんてことはありえない。だけど、わたしたちは、わたしたちがかけがえのない「ひとり」であることを教えてもらったから、これからも多分平気なんじゃないかな。本当にビヨーンズが、一岡伶奈さんがだいすきです。